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「どうすればいいのかしら」
少女は一つ呟き、小さく息を吐く。腰まで届く金髪は緩やかにウェーブがかかっている。彼女は古びた椅子に腰掛け、そばのテーブルに頬杖をついている。
ここは、ヴァナディリア皇国、西の都グラミアースの酒場である。ヴァナディリア皇国西方の旅人が必ず集う場所とされている。また、冒険者を基礎から育てる場所である。
この世界では、国同士が争っている。魔法大国、兵器大国、暗黒大国、森林大国など、さまざまな特徴をもった国同士が争い、同盟を組んでいる。ヴァナディリア皇国は、比較的豊かで、南にあり、海に面していることから、"母なる海守”と称されている。
そんな世界の、このような場所にいる、冒頭の台詞を述べた少女も、見た目とは似つかないが、きちんと冒険者としての基礎を学んだものだった。彼女はいよいよ、世界に旅に出ようとしている。の、だが、冒険初心者は一人で旅に出ることが出来ない。義務ではないのだが、同じ初心者なら3人以上、上級者となら2人以上で、パーティーを組むことが望ましいとされている。それにのっとり、彼女はパーティーを組もうとしてるのだが、さっぱり人数が集まらない。それで冒頭に繋がるわけである。
「んー。つまんない…一人じゃなぁ…」
机に突っ伏したり、周りを見渡したりして、時間を潰しているが、カウンターの上に表示されている、パーティーメンバー募集の掲示板には、何も変化がない。「ディユルナ」と書かれた名前だけが、仲間を得ることが出来ていない。
「何でこないのかなぁ…」
悲しげな声で、少女…ディユルナは、机に額をつけた。それとほぼ同時に、上から声がした。
「ディユルナさん、って、君?」
若い男の声だった。慌てて顔を上げると、声の通り、年若く、ディユルナとほぼ同じか少しうえだと思われた。茶色の髪で短く切りそろえられている。額には赤い鉢巻が巻かれており、肩当と胸当て、軽い布製の服から、同じ初心者の戦士だと、ディユルナは判断した。
続く(何)
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本当はMEIKOの方が好きだが、良い曲にMEIKOもミクもリンもレンもKAITOもないと思うんだ。
MEIKO_primarily
by 晴天
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piaproから持ってきた。 MEIKOを好きすぎるだろうと思う。