彩雲国物語～はじまりの風は紅く～

友達から押し付けられた…げふんげふん、貸してもらった、彩雲国物語の感想でも（笑）

|´･ω･)アメリカまで持ってって、見てたんだって（笑）
|дﾟ) わるいかよぉぉぉ！
|´･ω･)……暇人（ぼそり）
ΣΣ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｶﾞｰﾝ!!

というやり取りは、置いといて（笑）

感想は↓より（＾＾

「彩雲国物語～はじまりの風は紅く～」
著：雪乃紗衣　出版：角川ビーンズ文庫

主人公・紅秀麗は、高貴な位の家の令嬢であるにも関わらず、家が財政難であるが故に、静蘭と父とともに庶民と馴染み深く生活しながら暮らしていた。
とあるとき、紫劉輝という名の王様の妃となり、劉輝の目を政治に向けるようにするという、仕事が秀麗の元に舞い込んだ。
秀麗はその仕事を、引き受けるが…


と、まぁ、ネタばれなんで、ここらでとめておきますが（笑）
えっと、まぁ、いわゆる「ネオロマンス」といわれるゲームにできそうな小説でした（爆）
いや、まぁ、1巻だけなら、うん、ソンナコトナイデスヨ？（ぁ


まぁ、でも、無駄に世界を広げず、問題を大きくしていないのが、良いなぁと思いました。
女の子が主人公で、古代中国を意識した世界設定なので、女の子はぶっちゃけ能力あっても無力であるような時代です。そんな主人公が能力も位もあるけど何も出来ない、というのを前提にしているのも、高感度アップです（いらｎ）また、いきなり妃になるのも、「能力」だけではなく「位」という理由がつく故に、話の流れに無理がないように思えます。

また、此処で起こるのは王様を立て直すというものですが、主人公は主人公らしく問題の中心にいますが、精神の面での中心であって、決して武力の面ではいないところも好ましいと思いました。
更に、本作品の舞台は、政権争いで荒れた後の話なので、問題が政権争いのように、大事・戦争といった問題ではないことも、好ましく思われます。
そして、何より、ファンタジーではありますが、魔法がないのが好ましい（笑）

また、伏線の貼り方も、上手いとは思いました。読者が全く気付かない、という技法ではないかもしれないが、其れは作者がこの作品でデビューしたことを考えれば当然のことだと思う。デビューだということを考えれば、伏線についてはそれとなく匂わせることが出来れば満点名のではと思う。
これからは、匂わせつつ、確定する証拠を残さないという、高度なものを期待してます（待て

文章についても、句読点・読点が「む？」と思うところがありましたが、其れは状況的に仕方ないかなぁとは思いました。が、やはり気になるものは気になります（ヲイ）まぁ、デビュー作ですから、仕方ないとは思いますし、そこは本当に感性の違いとしか、いいようがありません。

全体的に会話が多い＋崩した言葉遣いが多いので、軽い気持ちで読めると思います。
個人的には、面白いなぁと思いました。（＾＾